私はなぜ走るのか、と聞かれると、即答するのは難しいです。
もちろん、単純に走るのが好きだからというのが最大の理由ですが、それだけでもないと思うんですね。人間は何か行動する時、単純な一つの理由だけで動くことは珍しいと思います。例えば人は結婚する時、結婚する相手を愛しているという事は大前提としてありますが、他にも世間体が整うとか、子供が欲しいとか、親が速く結婚しろとうるさいとか、○○歳までに結婚しておきたいとか、さまざまな理由が複合的に組み合わさって、「結婚する」という決断に至っていると思います。私が走る理由も、ただ好きなだけじゃなく、複合的な要素が色々あります。
この記事ではそんな色々な要素を明確にしてみたいと思います。
健康面
肉体的な健康
走っていると健康でいられます。少なくとも運動不足が原因の生活習慣病とは無縁になります。怪我のリスクなどは高まりますし、気を付けないと日焼けしてしまったりということもありますが、それでも健康面で受けられる恩恵がはるかにリスクを上回ると思います。
外見
体脂肪率も低くなるため健康的な外見になり、シンプルに外見が良くなります。私は速く走れればデブでも構わないとときどき冗談で言っていますが、やはり外見が良くなって悪い気はしません。
精神的な健康
ランニングはストレス発散や気分転換になるため、精神的にも健康になります。睡眠の質も上がります。
レースで表彰されたりすると気分が良いです。賞品を貰ったり、自己ベストを更新したりするともっと気分が良くなります。逆に記録が悪い時は凹みますが、その一喜一憂が楽しい。そうやって大人になっても本気で楽しめることって心理安全的にとても大切だと思います。
社会的な理由
やる気を与える存在になる
最近では、私が走っている姿を見てインスパイアされたとか、やる気を貰ったとか言ってくれる人もいます。そういう話を聞くと、可能な限り走り続けて貢献したいと思えます。
人種的マイノリティに元気を与える存在になりたい
また、アメリカではアジア人はマイノリティなので、アジア人の子供は白人や黒人のアスリートの活躍ばかりを見て育ち、自分はスポーツに向いていないと考えるそうです。私は子供たちにそんな事考えて欲しくないです。マイノリティな人達に勇気を与えたい、そう思って最近は走っています。大した影響はないのかもしれないけど、それでも誰か一人でもきっかけを与える事ができたら、自分が走っている意味はあったと思えると思います。
計画→実行のサイクルが楽しい
要するにPDCAサイクルですが、自分で自分の走りを分析して仮説や目標を立てて、練習計画を立てて実行するのが楽しいです。立てた計画がカチッとはまって、自己ベストが更新できた時はもちろん、伸び悩んで情報収集や試行錯誤するフェーズも楽しいです。私の本業は機械エンジニアなので、仕事でも趣味でもやってることはあまり変わらないのかもしれません。
まとめ
ランニングは個人スポーツですので、楽しむのに社会的な理由は必要ないですが、そういった理由もあった方が眠くて走りたくない朝が来ても乗り越えやすくなると思います。我々ランナーでもっと色んな人に元気を与えていきたいですね。
あなたが走る理由はなんですか?
Comments