今日は20キロのファルトレク?距離走?分類が難しいランニング。上り坂を加速して、坂直後の平面は出来るだけペースをキープするように走ってたらこうなった。平均ペースはキロ4:14。COROS先生とStrava先生からも高評価を頂きました。これが池上秀志さんが最もコスパの良い練習と銘打つ「中強度での距離走」なのかなと思います。
走り出したのは昼の12時近くで、朝飯はコーヒー以外抜きの空腹状態。それでも問題なく走れるし、少しペースは速めだったけど脂肪を優位に使う良いトレーニングになったかなと思います。ランの後もプロテインシェイク以外は摂らずに、夕食まで空腹状態をキープ。毎日やるようなことではないですが、たまにはこういう状況に体をさらすことで何かスイッチが入ることを期待しています。
世界記録を出したキプタム選手を見ていても思うけど、ランニングっていかに「不足の状態を乗り越えるか」っていう要素がある。長距離選手はトラックの長距離で競って経験を積んで、その経験を礎に徐々にマラソンまで距離を伸ばしていくパターンが多い。キプチョゲ選手やハサン選手はその典型。でもキプタム選手はトラック選手としての活動はほとんど無く、いきなりロードレース界に現れた。その理由は、自分が育った村にトラックが無く、トラックがあるところまで練習のために40キロの距離を移動するためのお金が無かったから。
「お金が無い」という状況を切り抜ける打開策が、彼にとってはロードレースだった。他にも、お金が無いという状況は、様々な面で「不足している状況」を作り出したのではないかと思う。衣食住もそうだし、まともな仕事も機会もない。希望の糸はランニングのみ。そんな状況に適応し続けた結果、彼のような人間離れしたランナーが生まれるんだろうなと感じた。
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