今年(2023年)のベルリンマラソンも熱かったですね!女子マラソンの方ではアセファ選手が2時間11分台でゴールしたのには目玉が飛び出ましたし、男子マラソンのキプチョゲ選手も世界記録は逃しましたが貫禄のある走りで優勝しました。世界記録が何度も塗り替えられた高速コースとして有名です。
ベルリンマラソンはSix Majorsの中では抽選の倍率も低い方なので、出走の難易度は低い方だと思います。どうすれば参加できるのか、詳しく見ていきましょう。
オフィシャルサイトはここ。
エントリー期間
2024年大会のエントリーは既に始まっています。期間は9月28日から11月16日までです。
抽選結果は12月に発表されるそうですが、日にちまでは特定されていません。
エントリーの種類
ベルリンマラソンには3つの参加カテゴリーがあります。
Single Runners(個人)
個人のランナーとして抽選に応募する方法です。
大抵の場合はこのカテゴリーでエントリーすることになると思います。
Teams(団体)
2‐3人の団体でエントリーする方法です。チーム枠ですね。
チームが抽選で選ばれればチームメンバー全員が出走権を得ます。ただし、団体でエントリーした場合は個人の方で二重エントリーすることができないため、チームと一蓮托生となります。チーム枠の方が抽選の倍率が低いとは限らないので、賭けとなります。
抽選に当たった後でチームメンバーが出走できなくなっても他のメンバーの出走権が無くなることはありませんが、代わりのランナーを追加することはできないので要注意。
Fast Runners(準エリート)
年齢 | 男子 | 女子 |
44歳以下 | 2:45 | 3:10 |
45歳以上 59歳以下 | 2:55 | 3:30 |
60歳以上 | 3:25 | 4:20 |
←のタイムを満たしていれば、Fast Runner枠として抽選無しで出場できます。しかし御覧の通りかなりレベルが高いです。
しかしこの条件を満たしている人は優先的に出走権を得られるので、エントリー時は必ずこの選択肢を選びましょう。有効とされる記録は2021年以降に出ている必要があります。
エントリー費用
エントリー費用はどのカテゴリーも一人につき205ユーロです。
クレジットカード情報がエントリー時に必要となり、抽選が決まると自動的に引き落とされます。
これは日本円で32,500円くらい。期待値が上がってしまう金額ですが、実際にエントリーしてみるとさらに別料金が発生するものが結構ありました。
エントリー費に含まれるもの
タイム計測
当然でしょう。
4日間公共交通機関乗り放題
これは助かります。公共機関がある程度充実しているので、宿泊場所が多少離れても問題なさそうです。
ペーサー
目標タイム3時間から5時間までを15分間隔でペーサーを用意してくれているようです。ペーサーの速さはスタートウェーブによって変わるので、自分の申請タイムより著しく速いペーサーはもしかすると自分と同じスタートウェーブにはいないかもしれませんのでご注意ください。
専用アプリ
ベルリンマラソン専用アプリが出走者として使えます。
コース上とゴール後の給水・給食
コースのセキュリティーと封鎖
完走者メダル
記録証
レース後、Eメールで公式の記録証が届くようです。
ポンチョ
ゴール後に防寒用のポンチョが貰えます。(荷物預ける場合はもらえないので注意)
コース上とゴール後のマッサージ
ゴール後はわかるが、コース上でマッサージ受ける人もいるんですね...
エキスポ、コース上、ゴール後の応急処置
エキスポで応急処置が必要ってどういう状況!?
フィニッシュエリアのシャワー
これも何が起きているのかよくわからない。日本の銭湯みたいな施設があるのだろうか…
エキスポの入場
これも当然ですね。
別費用が発生するもの
ベルリンマラソンオリジナルBuddy Bearのぬいぐるみ
グミベアみたいなキャラクター?がいるらしく、ベルリンマラソン用のオリジナルデザインが施されたぬいぐるみを購入することができるようです。
値段は79.50ユーロ。デザインはお楽しみ、らしいです。手軽にお土産に買える値段ではない。
50周年記念コイン
27.90ユーロで50周年を記念するコインを購入できます。
レース前のマッサージ
エキスポでマッサージを20分あたり15ユーロで受けることができます。
モルテン・レースパック
25ユーロで、ベルリンマラソン限定のボトルとジェルなどが入ったパックを購入できます。
ゼッケン・マグネット
ゼッケンを着用する際、安全ピンの代わりに使えます。4個セットで9.90ユーロ。
メダルにタイム彫り込み
ゴール後、自分の記録をメダルに彫って貰えます。12ユーロ。
写真とビデオパッケージ
レース中やフィニッシュの瞬間などの写真・ビデオが貰えます。39.90ユーロ。
Tシャツ
2種類のシャツがあり、どちらも40ユーロ。シャツにしてはかなり高め。
ジャケット
ベルリンマラソンオリジナルのジャケット。なんと120ユーロ。ちょっと手が出せません。
手荷物預かり
レース中に手荷物を預かって貰う場合、5ユーロの費用が発生する上にゴール後の防寒ポンチョが貰えなくなります。手荷物の中には必ず上着などを用意しておきましょう。
まとめ
最近は荷物の預かりやシャツなどがエントリー費に含まれていないケースが増えてきたと思います。確かに頻繁にレースに出るとほとんど着る機会がないシャツが増えたりして環境にも良くないので、そういったものに別料金を課金するのは賛成です。ただインフレの影響か、その分安くなった実感が全然湧かないのがとても残念です。
ベルリンマラソンの抽選の倍率はそこまで高くないものの、何度エントリーしても当たらないという人もいらっしゃると思います。そのような方は準エリート枠に挑戦してみるのも手です。東京マラソンやロンドンマラソンほど厳しい基準ではなく、年齢に対する配慮も一応あるので狙ってみると良い目標ができると思います。
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