PB更新で年齢グループ1位!アトランタマラソンのレースレポート

レースレポート

ボストンマラソンを一か月半後に控え、練習レースのつもりで参加したレース。

結果は2時間39分2秒で自己ベスト更新、全体4位、年齢グループ1位。

文句なしの結果だったと思います。

(リザルト)https://track.rtrt.me/e/ATC-PUBLIX-ATL-MARATHON#/dash/R9MF4HGJ

コースの難易度はボストンをしのぐ?

GPSウォッチのデータによれば、合計400m以上の獲得標高がある高低差の激しいコース。ボストンは獲得標高が248m、下りが388m。Uターン二か所、曲がり角も多く、ボストンよりタイムが出にくい。ボストンの予行演習としては申し分ない

当日のコンディション

快晴でほぼ無風。気温は華氏32℉(摂氏0℃)という寒さの中でスタートを切ったが、徐々に暖かくなりゴールした頃には華氏42℉(摂氏6℃)くらい。理想より寒いが、走り出しの動きは悪くなかったので、号砲前のアドレナリンで何とかなる寒さ。

レース内容

ハーフマラソン選手と一緒にスタート!ハーフと一緒に走るとある程度速いペースでも集団が見つかるので助かる反面、誰がフルを走っているのか見分けがつかないため、自分が何位なのか分からない弊害もある。しかし適当な集団を見つけ、最初の20キロを5キロスプリットで18:11、18:29、18:11、18:27で刻む。ハーフ通過は1:17:30くらいだったと思われる(なぜかハーフ地点のスプリットが記録されなかった)。ハーフ通過時点での余裕度が思ったより低かったので、意識的にペースを落とした。

登りや曲がり角が多く、ランダムにスピードが殺される感覚を覚えるコース。路面も陥没した部分が多く、お世辞にも走りやすいとは言えないが、これもある意味アトランタの持ち味。

後半に入ってすぐ一人抜かされたが、気にせず自分の走りを続ける。後半入ってしばらくは一人で走る状態が続いたが、ほどなくして後半のハーフを走るランナーを抜かし始めた(後半ハーフは前半より45分遅れでスタートしていた)。他ランナーを抜かして行くのは気持ちがいい反面、コース横幅いっぱい取って走る集団もおり、抜かすのに無駄なエネルギーを費やす場面もあった。また給水でスポーツドリンクが欲しかったのだが、エイドステーションでは水との識別ができるようになっておらず、2回水を取ってガッカリ。幸い寒さのおかげで発汗が抑えられ、脱水症状に苦しむことはなかったものの、シュガーリンスの効果にも期待していたので少しイラっと来た。20~40の5キロスプリットは18:54、18:44、19:17、19:15。特に30~40でペースが落ちているが、登りが多い区間で、COROS先生によるEffort Paceは他の区間と遜色なかった。

ゴールが近くなってくると、前半ハーフと後半ハーフを走るランナー達でごった返していて、自分がどこを走ればいいのかよくわからない(この時点では思考もうまく働かない)。それでも意外と脚力は残っていたのでスパートをかけ、初の2:40切りとなる2:39:02でフィニッシュ!レースアナウンサーが自分の名前を呼んでくれて、フィニッシュラインでハイタッチをしようとしてくれたのに気づいたのはすでにゴールした後だった。ごめんなさい、無視したわけじゃないんです。ハイタッチを認識できないくらい振り絞ってゴールしたんです。

レース結果を見て初めて、自分が全体4位だったことを知る。しかも後半に入って2人抜かしてる!おそらくこの2人は30キロの壁に当たり、大幅にペースダウンしたため他の後半ハーフを走るランナーと見分けがつかなかったのだろう。2:35くらいはいけると思っていたので手放しに喜べない思いもあったが、とりあえずはこの難コースで自己ベストが更新できたことを素直に喜んだ。

フィニッシュ後

食料・飲み物の配布の後、紙袋が貰えるが、できれば順番を逆にしてほしかった。袋を貰う前に両手で持ちきれない量に達しているから。スポンサーであるSweetwaterのビールを飲むこともできたが、フルを全力で走りきった直後にビールを飲みたいと思える人っているんだろうか。

預けた荷物を受け取り、芝生の上に座り込んで相方と飼い犬との合流を待つ。この時点で両肩の前部分がかなり疲弊していてまともに動かせないことに気付く。なるべく力を抜いて走ったつもりだが、改善の余地があると感じた。肩の筋肉が使えないと地面から立ち上がる事も難しい。

ボストンに向けての改善点

今回は前半ですでに路面の凸凹による衝撃を吸収する筋肉がヘタレていた(ふくらはぎやヒラメ筋まわり)。不整地を積極的に走っておく必要がある。肩回りの脱力も意識的に改善していく。

ボストンよりアップダウンの激しいコースで脚が最後までもったのは大きな自信に繋がった。ここからはトレーニングボリュームを維持しつつ、速い動きを取り入れランニングエコノミー(RE)と最大スピードの僅かな改善を図る。あと1か月やそこらで持久力の底上げは厳しいが、REとスピードは短期間でも多少の改善が見込める。

ボストンでは前半で飛ばし過ぎないように気を付ける。

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