言わずと知れたGPSウォッチ界のコスパ王。
私が購入したのが2021年8月で、値段は$199でした。
個人的には非常におススメな一品です。
でもこの記事を書いている2023年9月の時点で、アマゾンで3万円近い値段。地域によっては既に次世代モデルが出始めていることを考えると、次世代モデルが出て値引きされ始めた頃が買い時かもしれません。
私がPace 2以前に使っていたGPSウォッチはGarmin Forerunner 920XTでした。
2017年3月に購入したもので、$265でした。(MSRPは$449.99)
このウォッチは発売開始されたのが2014年ですので、Pace 2と真向に比較する対象としてはいささか不公平です。2021年時点ではGarminのウォッチも大分進化していましたので。
つまりGPSウォッチに関する私の感覚は2014年で止まってましたので、その分Pace 2に感じた進化は衝撃的でした。
サイズ
まず驚いたのがサイズです。
光学HRセンサーが付いているのにも関わらず、普通にデジタル腕時計として使用しても違和感が無いほどに小さい。以前はGPSウォッチと言えば、走っていても重さが気になるほどのサイズがあったので、Pace 2の小さなフォルムに驚きました。
実際に使用してみた感想
使ってみても全般的にただただ驚くばかりで、技術の進歩を感じました。
ウェアラブルの世界では7年も経つともう別世界なんですね。
特に驚いたのが電池。充電無しで一週間くらいは平気で持ちます。
920XTはほとんど使う度に充電していましたし、トライアスロンの大会前に充電し忘れると最後まで電池がもたないこともありました。
ワークアウトのデータがアップロードされるウェブサイトの使い勝手も良いです。
まったくストレス無く使えますしデータ分析までしてくれて至れり尽くせりです。
ただしデータがある程度蓄積されるまでは最大酸素摂取量やレースタイムの予測などはかなり的外れな数字をはじき出してきますので、そこは我慢が必要です。体力テストをすればより速い段階で実力に近い数字を出すようになるかもしれませんが、そこまで価値と信頼性のある数字ではないので、次のレースで全力で走るところを記録できれば十分だと思います。
気に入らなかった点
ここまでべた褒めしてきましたが、強いて気に入らない点を挙げるとすれば、手首で脈拍を計測する光学センサーの精度でしょうか。手首で測っているわりには正確だと思いますが、チェストストラップを使用して計測するのと比べるとどうしても正確さや遅延が際立つので、結局走る時はチェストストラップと同期させています。そしてどうせなら光学センサー無しのバージョンも作ってくれたら、値段もサイズも電池寿命もさらにすごいことになっていたのでは…と妄想してしまいますが、この商品は一つのバージョンに絞って開発したからこそ低い値段と高いパフォーマンスを両立できたのでしょうし、最近は光学センサー無しのウォッチの方が少数派ですから。
あともう一点はデフォルトで時計の操作にロックがかかるようになっており、決まった動作(ダイアル長押しなど)をしないとロック解除して計測を止めることができません。トライアスロンなどでは特に何かの拍子でボタンを押してしまうこともあるので必要な人もいると思いますが、ランナーの場合はオフにしておいた方が使いやすいと個人的には思います。信号待ちとかで一時停止する時とか、ロック解除→停止、と1ステップ入るのが面倒なんですよね…かなり細かい話ですが。でもちゃんと昨日をオフにする方法を残しておいてくれたのは助かりました。
結論
久しぶりに良い買い物をした、と思わせてくれた一品。おススメです。最近では次世代バージョンのPace 3も出ているそうですが、私の場合はPace 2が優秀すぎてまだまだ買い替えは先になりそうです。
Comments